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お寺様(宗教者)のお布施について

本来、お寺様へのお布施というのは、代々先祖を守護頂くお寺を、檀信徒の我々が運営していくために、檀信徒が進んで納めたお金です。 財施・進収金とも言います

布施の意味は、字の如く、布を施すという意味で、お坊さんが召される衣装の生地を指しています。
昔はお金をお寺へ上げることが出来るのは、庄屋さんや、武家だけでした。

そこで、お金を施すのが難しい人は、お寺の掃除やご飯の準備からお手伝いしたり、家でとれた野菜や着なくなった着物をお寺で納めたところから、
「当家で出来る施しはこれが精一杯です」
との意味合いから、現在ではお金を差し上げても「お布施」と称されることが一般的になりました。

本来、この施しは、お寺に向けてや、菩提寺の御本尊様に向けて、または宗派の本山に向けて納められました。
現在でも、全く同じ意味合いで、各地方の末寺は本山の護持のため、檀信徒から頂いた大切なお金を本山へ進納しています。
このことから、近年多くみられる、本山を持たない無認可寺というのがありますが、こういったところは本山護持というのがないため、檀信徒様から集めたお金は給料と光熱諸経費などに流用されます。

よく、「坊主丸儲け!」などと言われますが、裕福なお寺などあまり存在しません。
檀信徒のために立派なお寺を建て、電気を煌々とたき、ろうそくや線香なども切らすことなく、檀信徒皆様の本堂や御本尊様をお護りするべく、現在のお寺様は様々な努力と節約をされ、仏教の法灯を未だ護っていらっしゃるのです。

一般的にお考え頂くと、家庭では30万円ほどの収入に対し、光熱諸経費や家のローン、その他様々な支出で収入は使いきってしまいます。
お寺も同じ事です。仮に月に100万円の収入があっても、本山へ進納、お寺のメンテナンス、清掃、備品、光熱諸経費、こんなものが集まると100万円ほどの収入はすぐに消えてしまいます。
もしもご当家の菩提寺がクモの巣まみれの本堂で、住職は車も持てず、自転車移動で、寺へ出向いても真っ暗だったらいかがですか?

お布施は高いとイメージされている方が多いと思いますが、お寺は檀信徒様からの寄付でしか運営することが出来ないのです。
ご先祖様の為にも、葬儀費用よりもお寺様のお布施を重視し、亡き方やご先祖様の供養にお勤めになられるのが肝要でございます。

近畿圏内の一般的なお布施の金額は以下のとおりです。
ただし、ごく一般的なものですので、多くても少なくても問題はありません。
あくまでご参考までに御覧ください。

お勤め・戒名布施目安
お勤め布施 戒名布施
25万円 2万円 3万円 30万円 50万円 25万円
臨終 お車料 お骨上げ 居士・大姉 院号 院号(真宗)
通夜 お膳料 初七日
一般戒名
葬儀
火葬送り
法要布施目安
項目 表書 大布施 車・膳料
初七日 初七日法要 御礼 30,000円 5,000円 / 5,000円
2・7日 お布施 5,000円
3・7日 お布施 5,000円
4・7日 お布施 5,000円
5・7日(35日) お布施 5,000円
6・7日 お布施 5,000円
7・7日(49日) 満中陰法要 御礼 30,000円 5,000円 / 5,000円
100日 百日法要 御礼 30,000円 5,000円 / 5,000円
初盆 お布施 20,000円 --- / 5,000円
1周忌 お布施 30,000円 --- / 5,000円
3周忌 お布施 30,000円 --- / 5,000円
7周忌 お布施 30,000円 --- / 5,000円
13周忌 お布施 30,000円 --- / 5,000円
17周忌 お布施 30,000円 --- / 5,000円
23周忌 お布施 30,000円 --- / 5,000円
27周忌 お布施 30,000円 --- / 5,000円
33周忌(弔上げ) お布施 30,000円 --- / 5,000円
50周忌(弔上げ) お布施 30,000円 --- / 5,000円
葬儀(初七日込) 御法禮 280,000円 10,000円 / 10,000円
月命日のお参り お布施 5,000円
納骨法要 お布施 20,000円 5,000円 / 5,000円
位牌の開眼 お布施 10,000円
お盆 お布施 10,000円 --- / 5,000円

お車料・お膳料はする時としない時がありますが、記載の通りで問題ありません。

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